友よ拍手を!喜劇は終わった。
/ ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
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Twitter で「横尾さんはストーリーや設定のアイデアはなにか参考にしているものはありますか?」という質問を受けました。
参考にするといえば映画・小説・マンガ、あとは現実世界とかでしょうか。普通です普通。アイデアを考える時に必ず見る教典……的なモノは無いのでその都度考えます。
タイプにもよると思うんですが、僕はアイデアが出なくて悩んだ事はほとんどありません。ダラダラと書いてよければいくらでも話を作っていけます。問題は、そうやって出てきたアイデアが大して面白くないって事なんですが。
じゃあ面白いアイデアを思いつくまでウンウン考えるか、というとそんな事はしなくて。パッと考えて出てこないモノは熟考しても出てこない気がします。
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では面白いシナリオをどうやって書くのか?
もちろん、そんな答えを知ってたら今頃僕は億万長者でモテモテちゃんになっているハズです。でも億万長者でもモテモテちゃんでもありません。つまりそんな方法は知らないのです。
ということで、まあゲームシナリオの書き方を学ぶ必用があった自分は「シナリオの書き方」的な本を何冊か読みました……が、これが、あのなんというか、正直に書きますが、全く役に立たなかったんですね。や、決して本が悪いという訳ではない(と思う)んです。ただ、自分に読解力が無いのかサッパリ頭に入ってこない。
結局、何度も失敗しながらゲームシナリオの書き方を我流で編み出さざるをえなかった訳です。
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そんな我流のゲームシナリオ方法論。人に説くようなレベルの物でもないですが、最近は公私に渡ってシナリオについて聞かれる事も多いので、次回から何回かに分けてヨタ話として日記に書いていきたいと思います。特に結論があるわけじゃないので気分次第でダラダラと。
シナリオや小説のプロでは全然無いですが、ゲームシナリオという特殊な事例に関してだけは比較的「仕事しました」と言える位置にいるので、そういう事に興味のある人のお役に立てるかもしれないなーという期待を持ちつつ。
先にお断りしておきますが「面白いシナリオの書き方」は書きません。というか書けません。もう少し泥臭くてくどいオッサンの苦労話になる予感です。
また、質問があれば Twitter なりコメント欄なりにいただければ(※でも具体的な製品名はダメー)。回答出来るモノには回答させていただきます。
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一応、過去に書いたシナリオ関係の日記をピックアップしておきます(過去の日記と同じ事をあまり書かないように、という自分への戒めも兼ねて)。
【シナリオ】ゲームシナリオと仕様。
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10813741119.html
【シナリオ】キャラと物語
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10819741652.html
【シナリオ】混乱したシナリオの整理方法。
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10822968127.html
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↓こちらはラプンツェルの分析。ラプンツェルはイイ映画だったなあ。
【シナリオ】塔の上のラプンツェル(タイムチャート)
http://ameblo.jp/yokota6/entry-11049843198.html
【シナリオ】「塔の上のラプンツェル」考察その2
http://ameblo.jp/yokota6/entry-11062706380.html
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↓こちらは就職用シナリオの書き方。これで就職出来るのか全く謎。
ゲームのシナリオライターになる方法(前編)
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10715075684.html
ゲームのシナリオライターになる方法(中編)
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10715755726.html
ゲームのシナリオライターになる方法(後編)
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10725525249.html
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では、次回からよろしくお願いいたします。
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2012年5月7日月曜日
【シナリオ】ゲームシナリオ四方山話 その0
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