傷ついて死んだものは、もともと生きてゐる価値もないくらゐ弱かつた、などと殺人者は嘯くだらうが、私は赦さない。私自身の作品で永劫に復讐するつもりである。夭折した、殺された魂の分までも執拗に憎悪しつづける。たとへそれが無益な所業であつても、もともと詩歌といふ無益無類のものに賭けた身の、今更なに厭ふことがあらうか。
序破急急 / 塚本邦雄
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「ことば遊び悦覧記 / 塚本邦雄」という本を買いました。
図書館で見て興味が沸いたんですが、禁貸し出しの本な上に既に絶版で Amazon
にも売っていない。ということで、ひさびさに古本屋に。ネットで調べて行ったんですが、たまにはいいですね。
日本の古本屋「ことば遊び悦覧記 新装版」
http://www.kosho.or.jp/list/680/07082591.html
本の内容は、なんか一言で表しづらいです。
気になる人は図書館とかで探してみても良いかも。
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Amazon おもいでエマノン / 鶴田 謙二,梶尾 真治
http://goo.gl/Nwd63
人に勧められて読了。
絵を描いている鶴田謙二という方は「なかなか出版されない遅筆のカリスマ」みたいな扱いの人みたいですね。なんか地獄のミサワみたいな位置づけでモヤッとします。
内容は、ストーリーを追うだけなら24Pとかで済みそうなショートSFを丸々一冊かけて叙情的に描写した感じ。リリシズムが迸るというか、ダラダラ描いているというか。まあ、そんな感じです。
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で、続編の「さすらいエマノン」も読んでみました。
Amazon さすらいエマノン / 梶尾 真治,鶴田 謙二
http://goo.gl/lDu3A
以下に感想。
ネタバレあるので行間を空けておきますね。
今度は一巻かけて終わってすらないのか!
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2012年10月12日金曜日
【日記】古本とかマンガとか。
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